教室ブログ
2018.06.13
お肉屋さんで「無限」を見た話(3)
5/15のブログで、こんな問いを立ててみました。
<「無限」という語彙を持つことと、算数・数学ができることとの間には、どんな関係があるのか >
考えても結論が出ないので、ネットで調べてみたところ、
次のような研究が目に留まりました。
●福島大学付属図書館
研究によると、子どもはいきなり「無限」について理解するのではなく、
まずは「稠密性」の概念を獲得し、
その後「連続性」や「無限多」の概念へと進むようです。
数の稠密性や連続性は、量や関数の理解に欠かせない概念ですから、
それらの概念が獲得されていないと、上記単元で躓くことが容易に予想されます。
したがって、「無限」をボキャブラリーとして持っている子は、稠密性や連続性については当然クリアーできており、
量や関数については十分理解可能、すなわち算数・数学ができることが多いのであろうと思われます。