教室ブログ
2018.05.15
お肉屋さんで「無限」を見た話(2)
小6の算数に「対称な図形」という単元があります。
その中で「線対称」「対称の軸」について、毎年、次のような問答をしています。
私「正方形には、対称の軸が何本ある?」
生徒A「2本」
私「もっとあるぞ」
生徒A「…あー、4本」
私「正六角形には?」
生徒A「…6本」
私「正八角形には?」
生徒A「…8本」
私「では、円には?」
この問いに対する生徒の答え方は、だいたい次の4通りに分かれます
● たくさん
● わからない
● 数え切れない
● 無限
どの答え方も、同じ事柄を言おうとはしているようです。
しかし、とりわけ「無限」と答えられる生徒は、算数・数学がよくできる傾向があると、最近気がつきました。
傾向が見えると、それはなぜなのか知りたくなります。
そこで次のような問いを立ててみます。
<「無限」という語彙を持つことと、算数・数学ができることとの間には、どんな関係があるのか >
もしその関係が分かれば、算数・数学を得意にする、1つの方略が見えてくると思われます。
(いつかに続く)