教室ブログ
2019.04.04
鬼特訓って何?(承前)
前回は、塾で行っている「鬼特訓」について、下のような問いを出しました:
15題を7分以内で計算するスピードをつけたい場合、
下のア・イのうち、どちらの練習がより効果的でしょうか?
ア. 15題を7分間で1セット行う
イ. 5題を2分20秒で3セット行う
正解は「イ」。
今の計算スピードと、理想とするスピードとの相違を、認識・修正する機会が複数回あるからです。
その意味で、アよりもイの方が、同じ練習時間で3倍の練習ができることになります。
この鬼特訓。
実際は3セットでは終わらず、5セット・6セット…と目標クリアできるまで続きます。
(これが「鬼」のつく理由です)
一見、単純な反復練習のようですが、練習者の心の中は「次こそは!」というチャレンジングな炎に燃えています。
そして、ついに目標タイムをクリアできたときには…「やった!」思わずガッツポーズが出ます
「練習すれば、上手になれるんだ!」
そろばんの練習を通して学ぶことができる、大切な認識の1つです。
2019.04.01
〔お知らせ〕がんばり君ランキング3月号を掲示しました
3月のがんばり君ランキングを発表しました。
今回は検定練習をした人がたくさんランクインしています。
特に「鬼特訓」をがんばった人が上位に顔を出しました!
●鬼特訓って何なの?
塾で行っている「鬼特訓」とは、
・目標を数値化し、
・短時間でできる問題数を、
・目標達成できるまで繰り返し行う
トレーニングです。チャレンジ精神が刺激され、ゲーム感覚で行えます。
練習は「量」をたくさんこなすことが大切なのではなく、
「質」のある練習をたくさんこなすことが大切だと考えています。
そろばんの練習における「質」とは、明確な数値目標と、細かなフィードバックです。
たとえば、15題を7分以内で計算するスピードをつけたい場合、
下のア・イのうち、どちらの練習がより効果的でしょうか?
ア. 15題を7分間で1セット行う
イ. 5題を2分20秒で3セット行う
(正解と解説は、次回ブログでお伝えします)
2019.03.28
〔お知らせ〕本日から3日間お休みです
全国珠算教育連盟会議への出席のため、本日から3日間、教室はお休みとなります。
●お休み日 3/28(木) 29(金) 30(土)
よろしくお願いいたします。
※3/31(日)午前は、通常どおり授業を行います。
2019.03.27
〔お知らせ〕3月検定合格者を発表しました
3/21~24に実施した珠算・暗算検定の合格者を発表しました。
今回は暗算検定で1級合格者が出ました。
よくがんばりましたね!
●今回残念だった人へ…
珠算検定では、毎回そうですが、みとり算であとひといき、という人が多かったです。
「検定試験」という緊張状態の中で、注意力を持続させることは生易しいことではありません。
必要なのは、トレーニングで得られる「自信」ともう1つ、緊張なんかに負けるか!という「闘志」です。
自分の脳や体が思い通りに働かないと、自分に腹が立ってきますね。
その怒りを練習にぶつけて下さい。悔しくて泣いちゃってもいいんです。
明日からの鬼特訓に、果敢に挑んで欲しいと思います。
2019.03.25
そろばんだより4月号を発行しました
今月のトピックスは、「優良生徒表彰式」。
この式典は、そろばんの練習に励んだ県内の生徒を対象に、毎年春に開催されます。
塾では、毎年6年生を表彰者として推薦しています。
表彰されている姿を見ていると、入塾したての頃のことが思い出されます。
あの頃はいつもにこにこしてかわいらしかったのに、
最近では、おしゃべりがうるさい!と叱ると「来月でやめるから」といやみで返すようになりました。
とにかくも、自立と自律への道を着実に歩んでいます。
これまでよくがんばりましたね。そしてこれからも。
表彰おめでとう!
2019.03.11
〔お知らせ〕初級検定申込書を配布しました
珠算11級~15級、暗算7級~10級を受けられる人に、受験申込書を配布しています。
締め切り日は3/20(水)です。
公益社団法人 全国珠算教育連盟主催
珠算・暗算初級検定
●検定日 3/21(木)-23(土)
●検定会場 みやま珠算塾 高師教室/東郷教室
●申込方法 申込書と受験料を締切日までにご提出下さい。
2019.03.10
そろばんだより3月号を発行しました
そろばんだより3月号を発行しました。
今回のトピックスは「古代の数のひみつ・バビロニア編」。
バビロニアの発明品の1つ「60進法」。
時計や角度などで多少なじみはあるけれども、ふだん深入りすることのない「仕組み」を取り上げています。
その仕組みを知ることで、60進法もなんだか10進法とよく似てるな、と感じてもらえたらと思います。
以下、指導する上で大切と考えていることを述べます。(唐突ですが…本日のテーマと関係があります!)
幼児では、数が読めるからといって、数が理解できているとは限りません。
「いぬ」を「i-nu」と読むのと同じ感覚で、「12」を「ju-ni」と読んでいる場合があるからです。(むしろ、初めはそれが普通です)。これは「12」という書き方に隠されている「位」に無自覚な状態です。
しかし、位について無自覚のまま繰り上がりや繰り下がりの計算を学んでも、理解することは難しいでしょう。
計算を理解するのに必要なことは、数の表し方の「原理」を捉えることです。
つまり、10進法では…
・たくさんのものを数えるときは、「10の束」を作る
・大きな数を書くときは、「10の束の数」と「ばらの数」を、それぞれの部屋に書く
今回、古代バビロニアの数についていろいろ調べてみて、
彼らは小数も使いこなしていたと知り、感銘を受けました。
ルート2の値を小数で表した石版が発見されているそうです。
しかし、ここで私か感銘を受けたのは、ルート2の値を求めたこと自体ではなくて、
彼らは「60進法を深く理解していた」ということに対してです。
「60進法を深く理解する」とは、「位取りの原理を理解する」ということ。
位取りの原理をつかんでいれば、何進法だろうと考えることができる。
逆向きの発想で、小数を表す方法だって考えることができる。
このことは、算数にもぴったりあてはまります。
10進法の原理を正しく理解していれば、繰り上がり・繰り下がりのある計算だって理解できる。
小数を理解するための素地にもなる。
『原理を理解していれば、どこまでも遠くに行くことができる』
そろばんや算数を指導する上で一番大切にしていることであり、生徒に伝えたいことでもあります。
2019.03.01
〔お知らせ〕珠算・暗算検定申込書を配布しました
3月検定の申込書をお渡ししています。
申込締め切り日は3/7(木)です。
公益社団法人 全国珠算教育連盟主催
第390回 珠算・暗算検定試験
【級位】
●検定日 平成31年3月21日(木)-23日(土)
●検定会場 みやま珠算塾 高師教室/東郷教室
【段位】
●検定日 平成31年3月24日(日)
●検定会場 茂原市総合市民センター
2019.02.28
〔お知らせ〕がんばり君ランキング2月号を掲示しました
2月のがんばり君を発表しました。
新入生の年長さんたちがよくがんばっています。
数の学習を速攻で修了し、そろばん学習へ進みました。
そろばんの練習というと、長時間はじき続けているイメージがありますが、
初級のうちはたくさんのメニューを、テンポよく進めていきます。
《当塾の練習メニュー》(例)
●算数テキスト 10分間
●指の準備運動 約3分間
●そろばんテキスト 20分間
●2分間テスト 約3分間
●読み上げ算 約3分間
●読み上げ暗算 約3分間
●暗算テキスト 約3分間
●九九トレーニングなど 約3分間
短いサイクルでメニューが変わるので、年長さん・低学年さんでも集中して取り組むことができます。