教室ブログ
2019.01.16
幼児に必要な計算指導とは?
今月に入り、年長さんが3名入塾してくれました。
当塾では、入塾初日に簡単な検査を行っています。
<分類カード>
「なかまに分ける」という課題です。
これによって、下位概念(犬、からす、金魚)と上位概念(動物、鳥、魚)の習得具合を診ます。
こんなこと計算に関係あるの?と思われる方もいるかも知れませんが、
数は「抽象概念(上位概念)」を獲得することで、初めて理解できるようになります。
また「10個」(具体)を、「1つと見なす」(抽象)ことができることで、初めて位取り記数法や繰り上がりのある計算が理解できるのです。
幼児にいきなり計算を指導してはいけません。
計算ができるようになるためには、いくつかの段階を踏む必要があるからです。
この子は今どの段階にいるのかを見極め、着実に学習が進められるよう、適切な指導・教材選択をすることが指導者の役割です。
当塾で使用している教材・教具には、認知科学の知見が取り入れられています。
●そろばん教育のSSKCLUB
全国で開催される講習会で、指導法を学んでいます。